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50数年前のステアリングを、イメージを崩さずにレストアします

50数年前のステアリングを、イメージを崩さずにレストアします

レストア事例の紹介です。
カスタムとレストアを比較すると、圧倒的にカスタムの事例が多いのですが、レストアは比較的困難なケースが多いので気合が入ります。
今回のお車は、MINI Mk-2 です。
ご依頼頂けるまで詳しい事は知りませんでしたが、Mk-2は1967年~1969年製造との事…。
すでに50数年の年月が経っていますから、中々お目にかかる事も少ないですね。
現品をお送り頂き確認しましたが、市販?のカバーが巻かれていました。
が、これも大分ヤれているので、近くて見るとスゴイことになっていました。


革の繋ぎ部分は凹み、今にも切れてしまいそうです。


ステッチと言うより、靴紐の様な紐で留められています。
精度云々という問題ではなく、巻いてあることに意味がある程度の革ですね…。


既存の表皮は、本体を傷つけないように気をつけつつ丁寧に剥がします。
内側はキレイなままです。
再塗装されているとのことでしたが、グリップ裏側にクリア塗料の大きな溜まり、垂れがあったので、フラットに慣らしました。


革はグリップ部をカバーできる様に巻きました。
既存の革は2分割でしたが、少し贅沢な一枚取りで仕上げました。
重要なのは、純正だと言っても違和感ない仕上がりと、上質な触感&現代の素材の持つ耐久性です。
奇抜さはありませんが、車内にあっても主張しすぎず、それでいて純正ではないだろう雰囲気が最高です。


スポークの根本は精密に型取りしたので、隙間が出ることも無くまっすぐに処理できます。
実際には真っ直ぐに見えますが、R部分に沿わせる為に型取りはR形状になります。
こういう細かい部分の寸法は、寸法だけではなく経験とカンが重要です。


スポークへの立ち上がりは、長すぎず短すぎず。
ステッチの始点と終点も、革端末がキレイに見えるようにギリギリで合わせます。


丁寧に部品を分解・クリーニングし、新品以上のクオリティーで仕上げます。
仮に純正部品の供給があったとしても、ここまでの仕上がりは無理でしょう。

=加工費=
レストア作業は個々の状態や形状によってお見積り等も幅があるので、お問い合わせの際は現品画像・ご希望の内容をできるだけ詳しくお知らせ下さい。

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