ロータス

本気でレストアするとこうなります

最近、旧車レストア記事をよく見かけますが、メーカーが本気でレストアするのを見つつ、革巻き加工のFIRSTが今回は50年もののステアリングを復活させます。

車種:ロータス エラン S4
年式:1969年

なんといっても50年です。
いくら革が丈夫な素材でも、通常の使い方をしていたら保ちません。
ベースは一度巻き直しされているとのことですが、それでもヤレてしまっています。

革の傷みもありますが、ベースのウレタン部分がかなり傷んでします。
空転もあるのでまずはベース部分を接着してから作業します。

また、ウレタンがかなり柔らかくなってしまっているので、それも補強するためにベースを固定した後、太めの仕上がりにするための処理をします。
加工前のイメージを崩さないように、レッドのノーマルの一枚どりです。

スポークの根本は革を折返して処理します。
加工前は断面が見えていましたが、ここをカバーしないと痛みが早くなります。

ステッチは通常ではあまり採用しませんが、加工前に合わせてフレンチステッチで仕上げます。
加工前は糸が細めで不安だったので、太め&強固な糸で手縫いで縫い合わせます。

レストア案件については、形状・状態・仕上げ方法等々、不確定要素が多いので一律の金額は出ません。ここの状態に合わせてお見積りさせて頂きます。
また、車種・年式等の情報に加え、現品の画像を必ずお送り下さい。

お問い合わせの際は問い合わせフォームに画像添付頂きご連絡下さい。

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