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R50 MINI 天井落ちレストアで復活!

R50 MINI 天井落ちレストアで復活!
今回もキレイにレストア出来ました。

日本車・アメ車ではほぼ聞くことは無いんですが、欧州車の天井はよく落ちます。
今回のR50以外にも、VW・ポルシェ等々でよく相談を受けます。
先日はVWティグアンで、「天井が酷いから現物を見てよ~!」と言われましたが、ほぼ全面が垂れ下がり悲惨な状況でした。
オーナーさん「買うときは天井落ちるなんて聞いてないし…」と悲痛な言葉が…。

最近の個体は分かりませんが(まだ落ちたと聞く時期ではないので)、中古車で購入される際は各ポイントに加えて、天井の状態を確認は必須だと思います。一箇所でも浮き始めていたら要注意です。状態は良くなることはありません。それが引き金になりどんどん範囲が広がるだけです。
一般的にディーラーでの修理すると、部品費15万~+工賃と大きな出費を覚悟しなければなりません。
過去に引くほど驚いたのがカイエンのアルカンターラ仕様天井で、これば部品費だけで数十万!さらに工賃…。これは痛い…。

さて、本題のR50 MINIに戻りますが、レストア前に確認してみるとこんな状態です。
オーナーさんがDIYで補修された様ですが、ボンドが染み出して凄い事になっています。

R50の表皮は薄い生地を張り込んいるので、液体のボンドを塗布すると滲み出てしまいます。
さらにこれが悪さをして、後の工程で素地調整に時間が掛かってしまうんですね。

こんな感じで剥がれてきたら、ボンドで貼っちゃえばOK⁉と思う気持ちも分かります。
ボンドで補修以外にも、ネットでは画鋲でとか、虫ピンでとか、木工用ボンドでとか、色々なDIY補修が散見されますが、
『キレイに維持したいのであれば絶対に止めて下さい』
しばらくは収まるかもしれませんが、根本の原因を解決出来ていないので『時間が経つと再発します』。
また、DIY補修が原因でベースを痛めてしまいレストア出来なかったり、補修を補修しなければならずに結果的に余分な費用が発生するケースがあります。

工程は生地を剥がし~素地を整え~新しい生地を張り込むで完成です。
クッション材入の生地を使い、外周は巻き込んで再剥離を予防します。

純正に近い起毛生地を選択し、デザイン的な凹凸造形もキレイに見えます。

今回の張替え費用は108000円(税込・脱着工賃別)でした。
ベースの状態・形状・サンルーフの有無・使用する表皮によって価格が変わりますので、お問い合わせフォームに現品画像を添付して頂き送信して下さい。

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