セルシオ 加工事例

初代セルシオ3部作 ~中編~

先日の【初代セルシオ】の中編になります!!
前編はこちら
レストアですが、そのまま忠実にレストアするのではつまらない...
ということで!!
1990年代の古き良き部分に、技術の進化した2020年代の現代的な部分をプラスして【今】を表現しました。
まずはステアリングから。
2分割だった革を4分割にし、スタイルアップ。


サイドにディンプル革を使用しメリハリをつけます。


加工前の分割部の革の処理は【折返し】でしたが、これでは折り返した分が盛り上がってしまうので本体に溝加工を施しフラットになるようにします。


ステッチは加工前と同様にベースボールステッチを採用しました。


続いてシフトノブ。
最近の車のシフトノブは小さいモノが主流ですが、当時はこのくらいの大きさのものが多かったようです。


ベースボールステッチは正面から見て加工前は【∧】でしたが【∨】に変更しました。


シフトノブもディンプル革を使用して現代のデザイン性を重視しました。


大きな部品なだけに、よりスタイリッシュに魅せられます。


各ボタン部の穴も丁寧に処理します。このような細かな処理は職人の腕が光ります。


さぁ次は最終編になります。
取付後をお伝えします。
乞うご期待!!

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