911 加工事例

マイナスな劣化は改善しましょう

ポルシェ911カレラ4Sのステアリングのご紹介です。
お客様は993型になります。中古車市場を拝見してみましたが、私には中々手が出せません...(T_T)
どんなに優れた車でも手に触れるステアリングは30年近く経つと劣化が否めません。
味わいがある劣化はそのままでも全く構いませんが、マイナス要素しかない劣化は巻き直すことで改善できます。
今回も加工前後で見ていこうと思います。
加工前は1枚革で巻かれていました。これを画像にある黄色いマスキングテープのあたりで4分割にします。


アーム部の革の端末処理が切りっぱなしだったのが少し残念です。


革の硬化はもちろんのこと、ステッチは場所によりほつれや毛羽立ちがみられました。


既存の革を剥がしキレイにクリーニングしたのちに採寸からスタートします。
そして完成したのがこちらです。

=仕様=
革:
上下  ブラック・ハイクラス
左右  ダークブルー・ディンプル
ステッチ:
ワインレッド

同じステアリングでも分割位置や革色、ステッチ色を変えると全く違うものに見えますね。


気になっていたアーム部端末ですがキレイに処理しました。


ステッチは加工前同様に亀甲ステッチ仕様に。


=加工費=
911レカラ4S
ステアリング革巻き加工:47080円(税抜価格:42800円)※参考価格
(レストア作業は個々の状態や形状によって異なります。お見積り・お問い合わせの際は現品画像・ご希望の内容をできるだけ詳しくお知らせ下さい。)
亀甲ステッチ仕様:5500円(税抜価格:5000円)
※ハイクラス仕様はお問い合わせ下さい。
※上記価格は消費税込みの価格となります。
※上記には部品費・送料は含まれません。

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